16ビットセキュアマイコンを開発
ICカードが、次から次へと出てきます。
あの・・ICカードで1つでいいんですけど・・汗
ルネサステクノロジ、金融決裁などICカード向け16ビットセキュアマイコンを開発
金融決裁、ID用途のICカード向けに高性能化した16ビットセキュアマイコン「RS-4シリーズ」を開発
-当社従来比約5倍の高処理性能により、高セキュリティ応用分野における高性能で多機能の接触、非接触ICカードを実現可能-
株式会社ルネサス テクノロジ(本社:東京都千代田区、会長&CEO:伊藤 達)は、このたび、銀行、クレジットなどの金融決裁や、IDなどの高セキュリティが要求される応用分野のICカード向けに、当社従来の16ビットセキュアマイコン(注1)に比べ約5倍の処理性能を実現する新シリーズ「RS-4シリーズ」を開発しました。
第一弾製品を2008年第2四半期(4月-6月)に製品化する予定です。
新16ビットセキュアマイコン「RS-4シリーズ」は、実績ある当社16ビットセキュアマイコン「AE-4シリーズ」の後継であり、CPUの命令コード互換性を維持しつつ、処理性能を約5倍(注2)に向上しています。このため、「AE-4シリーズ」では対応できず、当社32ビット製品で実現していた高速処理が可能となり、1枚のICカードで複数の機能を実現するマルチアプリケーションOSであるJava Card(TM)(注3)やMULTOS(TM)(注4)等の複雑な処理をより高速で実現できます。
また、低消費電力設計により非接触での動作も可能なため、高性能で多機能の接触および非接触ICカードを16ビットで実現できます。
セキュリティ面では、「AE-4シリーズ」同様に金融分野で求められる暗号処理機能を搭載し、さらに高度なAES(Advanced Encryption Standard)暗号対応コプロセッサやセキュリティ機能を追加するなどの強化を図っています。
また、製品化の際には、ターゲット市場で要求され、高セキュリティの証明ともみなされる情報技術セキュリティ評価基準「Common Criteria(コモンクライテリア)」(注5)の最新版における、ICカード用マイコンのセキュリティ保証レベル「EAL5+」(注6)を取得していきます。
<開発の背景>
近年、クレジットカードやプリペイドカード等の金融決済カード、およびパスポート、国民カード、健康保険、運転免許等のIDカードでは、偽造・情報漏えいなどに対応するためICカード化が進み、セキュリティ強度に対する要求も高度化しています。また、複数のアプリケーションを実行可能なJava Card(TM)、MULTOS(TM)などの汎用OSの採用や、本人確認のための認証アプリケーションなど複雑な処理が拡大し、セキュアマイコンにはより高機能化・高性能化の要求も出てきています。さらに、利用者の利便性や管理者のメンテナンス容易性から、非接触タイプのICカードの採用も進んでいますが、少ない電力で限られた時間内に処理を完了する必要があり、高速処理と共に低消費電力化も求められています。
当社ではこれまで高機能化、高性能化のニーズに対しては、16ビットセキュアマイコン「AE-4シリーズ」の処理性能を約8倍に向上した32ビットの「AE-5シリーズ」を、非接触要求に対応しては、「AE-4シリーズ」での非接触対応製品を量産し、実績を築いてきました。そして今回、上記のような高性能、多機能と低消費電力の両立というニーズに対応するため、新たに16ビットCPUコア「RS-4」を搭載した、高性能でコストパフォーマンスに優れる16ビットセキュアマイコン「RS-4シリーズ」を開発しました。